こども里山レスキュー隊2016@菊川せんがまち

 

未来へ残そう!素晴らしい日本の原風景!オリエンテーション編

2015年12月から始まった「こども里山レスキュー隊」。親子で里山で遊び、里山の楽しさを知り、里山保全活動を通じて、里山を守ることが当たり前であることを体感するプログラムです。そして、2016年8月この活動が静岡県菊川市にある「せんがまち棚田」でも開始しました。今回は菊川せんがまちの子ども達の活動をレポート!新宿と名古屋からの日帰りバスツアーで子ども達と一緒に真夏の棚田行きました!

バスは恒例旅いくオリエンテーションから!最初にこんな質問を子ども達にしてみました。「ところで、「里山」って知ってますか?」事前に調べてきた子、いるかな??と思いきや、結構車内はシ~ン!ということで、子ども達に「里山」について説明しました。里山は食べ物を作るために田畑にする、道具をつくるために竹林を植えるなど、私たち人間が自然と仲良くしながら生きるために山や森を切り開いて、できた場所であること、その昔、子ども達のおじいちゃんが子どもだったころは当たり前のように大切にされていた場所で、里山を手入れし、自然と仲良くしながら生活してきたことなどなど。でも、それが現在は畑や田んぼで働く人が減って、里山を手入れする人が減り、草や木が伸びすぎて、結果的に自然環境が壊れてしまっていることが大問題になっていることの実態もお話しました。フムフム・・・子ども達よりお父さん、お母さんの方が真剣に聞いています。そして、子ども達の今回のミッション発表!せんがまち棚田はその昔4000枚もの棚田が広がっていたのですが、今はようやく地域の皆さんの力で1000枚ほどが復元された棚田です。子ども達は里山レスキュー隊のメンバーであり、元気な里山に戻すため、1001枚目の棚田を耕し、保全活動に参加することがミッションであること、活動が終わったときには是非、感想を聞かせてほしいことをお話しました。

菊川クイズPPT紙芝居

目的地が近くなった30分前くらいから、これまた旅いくバスツアー恒例の「ご当地クイズ」を開催!今回は菊川クイズです。質問はこんな感じです。旅いくでは、地域の魅力をこども達にわかりやすく伝える、それでいて一緒に参加してくれたパパが会社の飲み会で小ネタに使える、ママがママ友トークで話せるような地域ならではの意外と知らないトリビア的なクイズをいつも実施しています。地域の皆さんとプログラムを企画開発すると、「へ~!マジですか?え~!ホントに?」みたいなやりとりがよくあるのですが、私たち旅いくスタッフはツアー中に「へ~!」「すごーい!」という声をどれだけ聞けるかが、ある意味モチベーションになっています。(笑)そして、このご当地クイズをすることで、子ども達はもちろん、一緒に参加するパパママも、体験場所である地域への興味関心が高まり、体験するのがますます楽しみになる仕掛けになっています。(笑)

未来へ残そう!素晴らしい日本の原風景!里山活動編

ようやくバスは菊川せんがまちに到着!今回一緒に体験してくれるのは、いつも里山保全活動をしている「せんがまち棚田倶楽部」の皆さん、「静岡大学棚田研究会」のお兄さん、お姉さん、そして、菊川の耕作放棄地から田畑を耕し地域の茶工場と一緒にハーブティを作って地域活性化農業ビジネスに挑戦する「菊川ジュニアビレッジ」の中学生たち!菊川市代表地域の皆さん、フルラインナップです。(笑)活動拠点の上倉沢公民館には菊川のゆるキャラ「きくのん」も駆けつけてくれて、子ども達は大興奮!

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公民館では、地域の皆さん主体でプログラムが進みます。せんがまち棚田倶楽部の皆さんは本業は茶農家さん、かつて学校で生物を教えていた生き物のプロなど、これまた多彩なメンバー。ホンモノノンフィクションストーリーを伝えるには本当に活動している方と一緒に体験することが一番です。茶農家の堀さん。子ども達の前での説明、慣れてます(笑)小学校1年生でわかる言葉で!旅いくで大切にしていることを見事に体現してくれてます。

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今回の活動は2グループに分かれ、それぞれのグループに菊川ジュニアビレッジの中学生も一緒に活動サポートしました。旅いくでは、小学6年生から中学生向きの地域イノベーター塾として「ジュニアビレッジ」の年間活動企画もお手伝いしていますが、実は中学生にも今回はミッションを与えていました。ズバリ「都会から来た小学生親子に菊川の魅力を伝え、また来たい!と思ってくれるようなおもてなしをすること」でした。

初めて出会う親子、異年齢の子ども達、初めてあう地域の大人たちとの体験で、子ども達は緊張しているケースがよくあります。そこを上手に声掛けしたり、一緒に活動することで子ども達の緊張をほぐすことが最初はとっても大切なんです。中学生と小学生のふれあい。さてさて、どうなるかな?と思いましたが、結果は大成功!自分たちよりちょっとだけ上のお兄さん、お姉さんは小学生にとって話しかけやすい存在なんですね。すぐに打ち解け、すっかり仲良し。中学生も小学生が自分たちを頼ってくれるのがとっても嬉しいみたいです。パパママもシッター役に中学生が大活躍!というのは想定外だったようで、喜んでいらっしゃいました。同時に、いつか中学生にわが子も成長するわけで、「どうしてこの活動に参加しているの?お父さん、お母さんじゃなくて、自分で決めたの?」などなど、体験しながら、いろんな質問が飛び交い、大人と中学生の交流の楽しんでいました。

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今回は午前中、1枚の棚田を参加者全員でスコップを使って、開墾から挑戦!耕されていない畑はカッチカチに硬いんです。大人がスコップに乗ってピョンピョン跳ねて重力をかけないとなかなか耕すことができない。田畑は手を加えないとこうなってしまうんですね。子ども達は土がやせてしまっている場所でも力強く芽を出してくれる「そば」の種まきも担当しました。

いい汗をかいたあとは、楽しみにしていたお昼ごはん!今回は流しそうめんです。静大生たちが準備を一生懸命担当してくれました。そうめん以外にも、トマトやグミ、チョコなどなんだか不思議な食べ物が流れてきて、子ども達も大人たちも大笑い!暑い夏、開墾作業をした後は、冷やしトマトや地域のお母さんが作ってくれた味噌をつけてガブリと食べるきゅうりの味も格別です。氷漬けにした桶で野菜を出してくれました。食欲倍増!涼を感じますね!

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午後はグループにわかれて、生き物観察、茶工場見学をしたり、和紅茶づくりに挑戦しました。「紅茶は5月においしい新茶をいただける同じ茶の木からとれる茶葉を活用しているんですよ、作り方が違うんです。」体験しながら、こんなことも教えてもらいます。通常、茶の木から1年間に3~4回ほど収穫し、その季節によって加工され、作られるお茶の種類が違うんですね。

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おいしい和紅茶を作るには、「茶葉をもむ」という工程が大切です。今回は手もみに挑戦。ひたすらもむ、力をかけてもむこと1時間。結構、力がいります。でも少しずつ色がかわり、匂いがかわり、手触りが変わる。手もみ体験しか味わえない茶葉の変化を体感し、子ども達の目はキラキラです。なんとなく知っているつもりは、体験をすると、瞬時に理解に変わり、記憶に刻まれる。これこそが、体験の素晴らしさです。百聞は一見にしかず。自分で見て、やってみることは説明文を読んだりことなんかよりよっぽど効果があるんですね。

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生き物観察班は網と虫かごをもって、用水路にジャブジャブ入りました。エビやカニ・・・水中生物大漁です。生き物観察はなぜこんなに子どもは燃えるんでしょうか?(笑)時間を忘れて、生き物を見つけることに夢中です。そして、今回はとった生き物について解説してくれる先生がいるから、子ども達の質問に瞬時に対応ができ、活動は盛り上がりました。

茶工場工場は堀さんの工場「倉沢園」を見学。茶葉を摘んでから、お茶ができるまでを教えてもらいました。お茶の製造過程では熱が加えられます。だから、工場は暑い!それでも、夏でも工場に入って茶農家の方たちはお仕事する大変さも、子ども達は実感したようです。

手もみ体験、生き物観察や工場見学が終わり、最後の仕上げで発酵した和紅茶をオリジナルパックに詰めてラベルづくりをしました。オリジナルラベルもデザインし、自分たちのオリジナル和紅茶に貼り付けました。実際に作りたての紅茶も少し飲ませていただきました。今日作った紅茶はもう少し自宅で発酵させてから飲むことができるようになります。

未来へ残そう!素晴らしい日本の原風景!まとめ編

早朝から出発したこども里山レスキュー隊の活動もいよいよ終盤。最後は旅いく恒例「まとめの時間」です。

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今回は中学生もグループに入り、グループでまずは子ども達同士話をしました。今回里山保全活動をして感じたこと、和紅茶づくりで工夫したことや楽しかったことなどなど。いろんな意見が出ました。

そして、上倉沢公民館を後にするときは、菊川の皆さんが盛大に手を振って送り出してくれました。最後まで菊川の皆さんの温かさを感じ、参加した子ども達も一生懸命バスから手を振っていました。わずか1日の菊川の皆さんとのふれあいでしたが、菊川の暮らしを垣間見れ、菊川の皆さんの温かさや知恵を知ることができたようです。暑い真夏の1日、子ども達の笑顔が印象的なバスツアーでした。

ご参加ありがとうございました!

実際に参加いただいたお客様の声をご紹介!

・子供にも大人にも勉強になる体験や教え方が多く、親子で楽しめました。昼食が腹一杯にキュウリやトマトが豪快にサーブされたのが嬉しかったです。菊川市と支援者の皆さんの温かい出迎えに、菊川市への愛着と親近感は一生ものです。ありがとうございました!

・子供の体験という観光ではなく、地域活性化プロジェクトとしてとても興味をひかれた。他の地域でも同様の取り組みをやってみたいと思った。

・紅茶を自分で作れたことを子供がすごく喜んでいます。もう少し紅茶やお茶について調べたいと言っております。

・菊川の方々が年齢に関係なくみんなで自分たちの住んでいる町を大切に思い、自然を守っていこうという気持ちがよく伝わりました。自然は一度破壊されると復元するのにかなりの時間を要します。いつまでもこの自然がみなさんの力で守られることを願います。ありがとうございました。

・ビレッジの方たちや、学生さんたちがつねに声をかけていただいて良かったです。棚田や菊川の農業に対する気持ちが伝わってきて、とてもすばらしいと思いました。

・普段見ることのできない茶畑のうねや棚田の美しさを知りました。

・すばらしい企画に参加させて頂きました。親子共々、大変楽しく参加させて頂きました。菊川市の皆様もすばらしかったです。すてきな思い出を有難うございました。

そして、今年もこども里山レスキュー隊募集します!子ども里山レスキュー隊で3枚目の畑を一緒に開墾してくれる親子を大募集中です。

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旅いく編集部 ひろりおママ