電気を身近に学ぶホンモノ体験《第3弾》 1日限定、世界初の超高圧地下変電所&高所作業車にのって、電力社員なりきり体験!

 

2018年の冬休み、小学4年生と5年生の親子16名が、東京都江東区の「新豊洲変電所」と「枝川研修センター」を舞台に1日電力社員を体験しました。これは、JTB旅いくと東京電力ホールディングスが企画する「エネルギー」をテーマにした子ども向け体験プログラムの第3弾。次の世代を担う子どもたちに、日常生活を支える電気が、発電所からどのようにして家庭まで届けられるのかを理解し、エネルギーをもっと身近なものとして学んでもらおうというものです。今回は「送電」「変電」「配電」の仕事を担当する東京電力パワーグリッドの1日社員として、いろいろな仕事に挑戦しました。

変電所は大きな電気を小分けする「電気の市場」

青のユニフォーム姿も初々しい、東京電力パワーグリッドの1日社員たちは、「名刺交換」から社員研修をスタートしました。まずは、電気が家庭や学校に届けられる仕組みについて、先輩社員のお話です。 発電所で作られた大きな電気は送電の途中、何度となく小分けされて、ようやく各家庭に届けられます。この大きな電気を小分けする「電気の市場」のような役割をしているのが変電所です。変電所には超高圧変電所をはじめ、1次、2次変電所などがあり、電気が安全に送電されるように様々な工夫が施され、24時間365日体制で管理・点検作業が行われています。電気のある生活が当たり前になっている私たちですが、安全点検や停電復旧などその生活を支えてくれている仕事があり、たくさんの人たちの日々の作業のもとに成り立っているのだということを理解しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

圧巻! 50万ボルトのケーブル、地下洞道パトロール

新豊洲変電所では、3班にわかれて点検作業に取りかかりました。変圧器の異常過熱を確認する「サーモトレーサー」、ガス漏れ検査機など、実際に点検作業で使用される道具を使いながら、設備の点検をしていきます。

新豊洲変電所でしかできない体験は、50万ボルトという高電圧のケーブルがある地下洞道でのパトロール。そのスケール感と迫力に、子どもたちは目を丸くしていました。

パトロールでは実際にケーブルをさわって点検します。大量の電気が流れているのにケーブルは熱くないし、感電もしません。なぜだろう? パトロールしながら、先輩社員の皆さんが質問を投げかけたり、対話したりすることで、子どもたちは考え、気づき、点検作業の目的や送電線や変電所の役割について理解していきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高所作業車に乗って、電線を点検

枝川研修センターに移動し、子どもたちは「電線などの配電設備を守る仕事」に挑戦しました。同センターは、電柱設備のトラブル対応訓練などが行われているところです。

まず、先輩社員と一緒に高所作業車に乗り込み、電線を守るための器具「ガイシ」がこげて黒くなっていないか、いわゆる「アーク痕」点検をしました。よーく見ると、真っ黒な痕があるガイシを発見! 子どもたちは上空から大きな声を張り上げ、地上で見まもる上司役の社員に報告しました。

電線の飛来物撤去作業では、電線に絡まったタコの取り外しに挑戦! 先端にハサミが付いたマジックハンドのような道具を使って、タコ糸を切って取り外します。作業しているときに感電しないよう、手で持つ安全な位置が決まっていて、そこに赤く印(「赤つば」といいます)がついています。実際の作業でも、この確認励行が義務付けられ、「赤つば、よーし!」を合言葉に作業を開始します。子どもたちも、重さ3キロの道具を2人1組で操りながらタコを撤去する連携プレー。無事撤去すると自然に拍手がおこりました。

配電設備を守る仕事の現場では、災害発生時などに電線を切って電気を止める作業をしなくてはいけないこともしばしば。そこで子どもたちにも、専用ペンチを使って電線を切ってもらいました。比較的細めの切りやすい電線を選んだのですが、悪戦苦闘する子どもたちが続出。簡単に電線を切っていく先輩社員を見て、そのすごさを実感し、電線を切るコツを伝授してもらいました。そのおかげで、自分でも電線が切れると、「オーッ!」と歓声があがりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恒例! レポート新聞づくりで業務報告

1日の仕事体験のまとめは「1日電力社員レポート新聞」づくりです。

班ごとに先輩社員も参加し、1日の仕事内容を振り返り、感想や仕事の魅力について話しあいました。字の大きさや色を変えたり、イラストを入れるなど表現方法も様々。今回は班ごとに「電力会社の仕事の魅力ベスト3」と感想を発表しました。

そして、ミッション完了と合格の証である所長印が押された体験ノートが返却されました。所長からのメッセージで、一生懸命に協力して業務遂行したことを評価された子どもたち。達成感で、みんな清々しい顔をしていたのが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後にむけて〜「心に残るホンモノ体験」

今回で3回目となった「1日電力社員」の仕事体験プログラム。今までのプログラム同様、ご参加いただいた保護者の皆様からも非常に満足したという感想が寄せられています。今回はとくに「チームワーク」を重視しました。東京電力パワーグリッドのスタッフと子どもたちがより協力しあい、チームとしての活動メニューを増やしたことで、わずか1日の体験プログラムでしたが、たしかな仲間意識がめばえたようです。子どもたちは自然にチームごとで昼食をとり、グループワークでも活発に意見が出され、また、別れを惜しんでいました。毎回、プログラム運営に携わる東京電力のスタッフの皆さん、JTB旅いくメンバーにとって、新たな気づき、発見になるのが、子どもたちが作成する 「仕事体験レポート」です。子どもたちの感性豊かな視点でのレポートには、今回も大いに感心させられました。

ご参加者の貴重なご意見を参考にさせていただきながら、これからも、「子どもたちの心に残るホンモノ体験」プログラムの提供を続けてまいります。
 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 
 

世界初の50万ボルト超高圧地下式変電所「新豊洲変電所」について

新豊洲変電所(東京都江東区)は、地下式としては世界初の50万ボルト変電所として2000年11月に誕生しました。都心部への長期的な電力安定供給を目的として、超過密状態の市街地を避け、臨海副都心に建設されました。その規模は東京ドームがすっぽりと収まる内径140m、深さ29mの大きさで、既設の27万5,000ボルト変電所の約3倍です。都市環境との調和を意識した形状は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、その電力供給は言うまでもなく、シンボル的な存在としての役割を果たすに違いありません。

配電線トラブルから電気をまもるプロの訓練所「枝川研修センター」について

枝川訓練センターは、東京電力パワーグリッドの東京エリア社員が、電柱への昇降柱訓練、発電車設置訓練、設備トラブル対応訓練、停電復旧訓練などを実施する施設です。屋外の電柱設備では、年間約300名を対象に、1~5日間の研修を開催しています。24時間365日電気をまもるプロフェッショナルのための訓練センターです。

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